name: overview class: title, smokescreen, shelf, no-footer # 第12回 仮想化技術 <div class=footnote> <small> </small> </div> --- class: compact,img-right # 仮想化技術の本質(1) <div class=footnote> <small><small> </small></small> </div> ![](../images/computer-concept.png) <small> - コンピュータの概念図(再掲) 1. ストレージからデータ(0101...)を取り出して 1. メモリに読みこみ 1. CPUがメモリ上のデータ(0101...)を解釈する - <B>データ(0101...)を解釈できれば、ハードウエア(CPU)でなくソフトウエアでも良いはず</B> <br> (ソフトウエアでは動作がすごく遅いけど) - これが仮想化ソフトウエア </small> --- class: compact,img-right # 仮想化技術の本質(2) <div class=footnote> <small><small> </small></small> </div> ![](../images/concept-vt.png) <small> - 普通ハードウエアの上でOSが動いている(図(左)) - 図(右)の真ん中の部分が<B>仮想化ソフトウエア</B> - 仮想化ソフトウエアは他のハードウエアも真似できる。 例: - MacOSX(Appleの謎CPU)の上でWindows11(Intel CPU用)を動かす - 図(右)のOS(1)(2)(3)が、すべて異なるハードウエア用OSでも良い。例: - PC(Intel CPU)の上でOS(Intel用),OS(arm32用),OS(aarch64用)を動かす - PC(Intel CPU)の上でOS(Intel CPU用)を複数動かす(<- よくある) </small> --- class: compact,img-right # 仮想化ソフトウエア(サーバ,業務用) <div class=footnote> <small><small> (脚注1) VirtualBoxなど他にもあるけれど、業務用で出てくる製品だけ紹介 <br> (脚注2) オンプレならVmwareですね。Vmwareの資格試験もある </small></small> </div> ![](../images/concept-vt.png) - 図(右)の真ん中にあるPCを真似するソフトウエアを仮想化ソフトウエアと呼ぶ。例: - 製品 - VMWare (vmware) - HyperV (Microsoft) - OSS - Xen - qemu --- class: compact # 仮想化を高速にする技術(KVMの話) 1. ハードウエア側が歩み寄る - IntelやAMDがCPUに仮想化支援機能を追加 2. OSに、この支援機能を呼び出す仕組みを搭載 - 例: Linuxの<B>KVM</B> (Kernel-based Virtual Machine) <br> 単体で動作する名称に聞こえますが、ちがいます 3. 仮想化ソフトウエアがCPUの支援機構と協調動作するようになった - qemu+kvm (コンビ)で、いやに安い仮想化ソフトウエアのできあがり! - 2000年代の終わりくらいからは、基本的にコレがデファクトスタンダード - 安いクラウドサービスの裏側は、だいたい、これ <small> - 注: AWSのサービスはKVM以前からあるので、 EC2の古い世代はXen、 新しい世代はqemu+kvmです。 ただ、今どれくらいの割合で世代が混ざっているのか?は教えてくれませんけど </small>