class: title, smokescreen, shelf, no-footer # ネットワーク構成 <div class=footnote> <small><small> </small></small> </div> <div class=digest-begin-01></div> --- class: img-right,compact # ネットワークの基本構成 ![](/slides/network/tcpip/inet_intro/images/intranet.png) - **社内/学内**と**社外/学外**という用語があるのは、 1990年代半ば以降、 図のようなネットワーク構成が基本だからです - この基本構成図を覚えてください <br> (家庭のネットワークは右図の劣化版) - くわしくは春学期後半で取り上げます <br> (具体的に設計してもらいます) <div class=footnote> <small><small> (脚注) 正確には、 ルータの先(インターネット側)に通信事業者(キャリア)の機材 (回線終端装置,ONUなど)があるのですが、 (そこはプロバイダ屋の仕事の範囲外、キャリアさんの仕事範囲なので)省略してます </small></small> </div> --- class: col-2,compact # 用語: ネットワークの基本構成(<small>論理的な区分?or文脈依存?</small>) <div class=footnote> <small><small> (脚注1)物理的には(1)(2)も学内 (脚注2) 90年代なかばからDMZ(=非武装地帯)という用語を使っていますが違和感しかない。 ここ別に平和な場所ではないです。 個人的には<B>区画(frame/compartment)</B>と<B>隔壁(bulkhead)</B>という用語を使いたいところです。 なぜなら、われわれは、<B>やられる前提でサーバを置いて</B>いて、 非常時には切り離す場所(<B>ダメージコントロール</B>の対象)だからです </small></small> </div> |場所| 用語|備考| |----|-----|----------------| |学外| WAN | いわゆるインターネットですが(2)より上は世界中と通信できる領域 | |学内| LAN | イントラネットと呼ばれることも | |DMZ | DMZ | インターネット向けサーバなどを置く場所。学外からの通信は厳しく制限しつつ、学内むけサービスも行う | |(1) | | ルータ(+通信事業者との接続に必要な装置)でインターネットに接続| |(2) | | ファイアウォールという装置を置きます(業務用,一般家庭には無し)| ![](/slides/network/tcpip/inet_intro/images/term-intranet-lan.png) --- class: img-right,compact # 用語: ネットワークの基本構成 (セグメント) <div class=footnote> <small><small> (脚注1) セグメントは連続したIPアドレス帯。 例: 192.168.10.0〜192.168.10.255が使えるセグメント </small></small> </div> <!-- さしかえ --> ![](/slides/network/tcpip/inet_intro/images/term-intranet-segment.png) - **セグメント**(segment) - ネットワークの断片、範囲 - 正しくはnetwork segmentですが... - ネットワークも同義語(ですがnetworkも曖昧な用語なので) - **ブロードキャスト**(後述)とセグメント - **一斉送信可**=**ブロードキャストが届く範囲**がセグメント ([Ethernet](https://lectures.fml.org/slides/network/tcpip/ni_ethernet/)で後述) - ネットワーク機器の区別 - **ルータ**は異なるセグメント間の接続 - **スイッチ**は本来**同一セグメント**をつなぐ機材 (学内はスイッチが基本、詳細は春学期後半の設計編へ) --- class: img-right,compact # 用語: ネットワークの基本構成 (学内ではVLANを利用) <div class=footnote> <small><small> (脚注1) VLANを使うと一つのスイッチから複数のセグメントが伸びます (論理的な構成図と物理的な構成図が異なります) <br> (脚注2) 上の図は論理構成図です </small></small> </div> <!-- さしかえ --> ![](/slides/network/tcpip/inet_intro/images/term-intranet-vlan.png) - 大昔は、**一つの部屋**の中にあるPC群が一つの**同じセグメント**に接続されていると思えばよかったのですが、1990年代以降のイントラネットではセグメントを論理的に延長する**VLAN(Virtual LAN)**という技術を使うことが普通です - PC教室のセグメントは、図のように、建物すら越えた複数の部屋にまたがっています。 PC教室セグメントのPCは、すべて172.23.x.yというIPアドレスです - とりあえずPCの引越しは楽ですね... --- class: col-2,compact # ネットワークの基本構成とIPアドレス <div class=footnote> <small><small> (脚注) AWSはglobal IP (addres)のことをPublic IPと称しています。 まぁ普通に英語なので意味は通じますよね? </small></small> </div> |種類 |説明 | |------------------------|----------------------| | グローバルアドレス |住所としての意味があるIPアドレスで、ホストを世界で一意に識別するための数字です。(2)より上側で利用します| | プライベートアドレス |ユーザが自由に**利用してよい**IPアドレスで、(2)より下側つまり社内/学内/家庭内ネットワークで使います。次の3つの範囲が利用可能(アドレスの表記法は後述)| | |10.0.0.0/8 | | |172.16.0.0/12 | | |192.168.0.0/16 | ![](/slides/network/tcpip/inet_intro/images/term-intranet-ipaddr.png) <div class=digest-end-01></div>