class: title, smokescreen, shelf, no-footer # 家庭のネットワーク設計 解説 <div class=footnote> <small> </small> </div> --- class: img-right,compact # 家庭のネットワーク設計 課題1 ![](images/home-network.png) - 動画を見てもらえば分かると思います - 右図のとおりです - ONUとルータで悩むかもしれないけれど、そこ以外は消去法でわかるはず 1. ONU 1. ルータ 1. wifiアクセスポイント 1. PC(有線) 1. スマホ --- class: img-right,compact # 家庭のネットワーク設計 課題2 ![](images/home-network.png) - 課題2の答え - (a)(b)には、IPアドレスがつきません - (c)〜(g)にはIPアドレスがつきます - (e)のIPは無くてもかまいませんが、通常wifiのWWW管理画面が提供されるので(e)にもアドレスがつきます - ONUはNI層の装置です - (c)にはISP側からIPアドレスが割り振られます - PPPoEというプロトコル, PPPoEで再接続するたびに変化しうるIP - (d)〜(g)は手動設定もしくはDHCPでIPアドレスがつきます --- class: img-right,compact # 家庭のネットワーク設計 課題3 ![](images/home-network.png) - 課題3の答え - (d)は固定IP、(e)も固定IPがベター - (c)は可変のIPアドレス - PPPoEというプロトコル, PPPoEで再接続するたびに変化しうるIP - (d)は家庭ネットワークの出口のIPアドレスです、ここは固定IPでないと設定で困るでしょう - (e)は通常wifiのWWW管理画面です。 wifiのデータ転送としての機能と管理画面は無関係ですし、 どうせ最初の一回くらいしか管理画面を使わないでしょうから、 DHCPのままでも大丈夫ですが、 できれば固定のほうがいいでしょう - (f)(g) DHCPが普通です --- class: img-right,compact # 家庭のネットワーク設計 課題4 ![width320px](images/home-network.png) - (c)を通る瞬間にNATします - NAT(NAPT)の復習: (c)を通過する際、 TCPヘッダのポート番号とIPヘッダのIPアドレスを書換え、 書換えルールを覚えておきます - たいていはパケットがインターネットへ向かって(c)を出るときにNATをかけます。 実際にルータの変換ルールを書いてみれば、 逆順だと書きにくいことがわかるでしょう <div class=footnote> <small> (脚注1) いちおう(c)(d)どちらでも正解としています。 知識編でルータの実装を解説してないからオマケです <br> (脚注2) 「ルールを書いたことが無いと分からない...」のあたりが、 実務経験なしで設計とか企画のレベルの上級エンジニアになれるわけないっしょ!の例ですね </small> </div> --- class: img-right,compact # 家庭のネットワーク設計 課題5 ![](images/home-network.png) - 模範解答は 「**192.168.10.0/24**」 <br> 理由は「せいぜい10〜20個のIPだけ必要なので、プライベートアドレスで一番単位の小さいものから選びました」 - グローバルアドレスは利用できません - この図では(c)だけがグローバルIP - 通常IPは1個しか割り当てられませんから、 この図のように機器が複数ある場合は利用できません <br> (注: PCをインターネット直挿しする場合はIP1個で十分なのでPCのネットワークインターフェイスにグローバルIPを振ってOKです) --- class: img-right,compact # 家庭のネットワーク設計 課題5 (つづき) ![](images/home-network.png) - プライベートアドレスなので、実はなんでもよいです - だから10/8でもよいのですが家庭に1000万台もPCがあるわけないので変。 せいぜい10? よって、**クラスC(/24)**の192.168.0.0/16の中から割り当てるのが妥当でしょう。 ギリギリでなくてもいいでしょうから、 難しくせず素直にクラスC(/24)でok - たいていの家庭用機器は192.168のどれかを使っています、 たとえば Buffaloは、たいてい**192.168.10.0/24** - もちろん、ぎりぎりの値にしてもかまいません、 たとえば 192.168.10.0/28 (IPアドレス14個) (でも溢れたらどうする?)