class: title, smokescreen, shelf, no-footer # クラウドサービス〜参考書〜 <div class=footnote> このスライドは試験には出ません:-) </div> --- class: col-2, compact # クラウドの歴史的資料 - 2006年に、Google CEO(当時)のEric Schmidtが 「必要なものは、すべてどこかにおいておいてブラウザでアクセス出来ればいい、そうどこか雲の中に」 という趣旨のことを述べたことがあり、 これがクラウドコンピューティングという用語の始まりと言われています - おそらく、これが、そのスピーチを文字おこししたものとおもわれます -> [Search Engine Strategies Conference (2006/08/09)](https://www.google.com/press/podium/ses2006.html) <wbr> - おまけ:キャリアパスの一例 - Unixの歴史を読んでいると大学院生のころのE.Schmidtが出てきます (**lex**という有名な今でも使う字句解析の基本プログラムの共同開発者) - 最初は技術職で就職した後、わりとすぐに経営管理側にキャリアパスを変更したようです。 Google以前の会社では平凡な経営者というイメージの人でしたが、 「技術の分かるプロの経営者(E.Schmidt) + サークル活動みたいなGoogleを率いる創業者の技術二人」の三すくみ体制は長年うまく機能しました - (少ないけれど)技術出身の経営者の有名例です e.g. Google, GE, ... --- name: overview class: title, smokescreen, shelf, no-footer # 全体像 <div class=footnote> 最初に読むとよさそうな広く浅く的な本を紹介する? </div> --- class: col-2,compact # 初心者向けの本について総論(第2版以降推奨!仮説) - 似たようなタイトルの本がたくさんあります。 たぶん各出版社「まちがってあたるかも?」と、とりあえず出してみてるのではと思います - 「これ一冊でわかる〜」 「イラスト〜」 「図解〜」 「〜の基本」 「〜超入門」 えとせとら... - **第2版以降がある本は、かなり売れている本=高評価されている本だと思われるので、 それらしいタイトルでも、第2版以上のものを選べば、 はずれないのでは?と思っています** (<- 紀伊國屋で色々見て回った知見) <wbr> - このてのネットワークの本をパラパラ見てみましたが、 授業と同程度の技術レベルでした - クラウドと名がつく本になると授業であつかってない話題が多いです (OSの授業は、そのへんの解説をカバーしている枠が無いので) - **翔泳社の「絵で見てわかる〜」シリーズ**はタイトルと裏腹に中〜上級向け --- class: col-2,compact # クラウドコンピューティング初心者向け - クラウド時代のネットワーク入門 要素技術、設計運用の基本、ネットワークパターン - 大喜多利哉著(翔泳社,2021) - ISBN:9784798166032 - 2021/02 に発売された最近の本なので、読んでみましたが、 これは最初に読むべき本ではないと思いました。 重要キーワード一覧という意味ではいいと思うのですが、 224頁、2000円におさめようとして端折ってる感がありまくりですね <wbr> - タイトルを見ただけでは区別できないため、やっかいですが、 真の初心者ではなく少しはインフラ関係の仕事をしたことがある人向けな気がします。 あと、(Amazonのレビューどおり)タイトルは確かに若干あおりすぎで、 クラウドの中身を解説する本というよりも、 インフラ(それもネットワーク寄りの)エンジニアが知識を再確認する本といった立ち位置でしょう --- class: col-2,compact # クラウドコンピューティング初心者(初心者+?)向け - イラスト図解式 この一冊で全部わかるクラウドの基本 第2版 - 林雅之著 (SBクリエイティブ,2019) - ISBN: 978-4-7973-9999-8 - なかなかよい(第2版以降の本を推奨仮説は正しい?:-)けれど、 これも学生向けというより、 インフラでなエンジニアや社会人向けにクラウド関連技術用語を解説するという立ち位置みたい --- name: container class: title, smokescreen, shelf, no-footer # コンテナ<br>〜参考書〜 <div class=footnote> (脚注) コンテナの御先祖は1980年前後まで遡れるので40年くらいの歴史がありますが、 現代用語のコンテナはdockerやkubernetes(k8s)の話題です </div> --- class: col-2,compact # docker/kubernetes 初心者向け <div class=footnote> (脚注) 技術同人誌が商業誌になった例です </div> - 仕組みと使い方がわかるDocker & Kubernetesのきほんのきほん - 小笠原種高著(マイナビ出版,2021) - ISBN: 9784839972745 - 初心者が読むのにちょうどよいレベル - ひととおり概念と用語が分かる程度なので、 実際に動かしたい人は次の中級以上の本も読んでください - 動画: (上) この同人誌を書いているグループの人によるdocker解説(ODC2021) (下) 技術同人誌の書き方(OSC) <iframe width="320" height="180" src="https://www.youtube.com/embed/i38iAMPaRKA?rel=0" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> <iframe width="320" height="180" src="https://www.youtube.com/embed/AWrQ2sREI_8?rel=0" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> --- class: col-2,compact # docker/kubernetes 中級〜上級者向け - Docker/Kubernetes実践コンテナ開発入門 - 山田明憲著(技術評論社,2018) - ISBN: 9784297100339 - 名前のとおり両技術の実践的な本で、運用ノウハウあたりまでカバーしていて、お得感あり - こまかい誤植が多いので、初心者には?なところがあちこちにあります (その程度じぶんで補正できる人が対象なのか? いえ単に校正がダメなだけだと思いますよ、売り物なんだから、きちんと校正しください(怒)) <wbr> - みんなのDocker/Kubernetes - 石澤基ほか著(技術評論社,2019) - ISBN: 9784297104610 - (この「みんなの」シリーズはおおむねこんな感じですけど)現場の人が書いた実戦的な本 --- name: aws class: title, smokescreen, shelf, no-footer # AWS<br>〜参考書〜 --- class: col-2,compact # AWS本家資料 - ここを読む前に、 なにか全体像を理解する本を読んでからがよいと思います - ひたすらAWSの公式ドキュメント群を読むのが王道でしょうが、 やたらとたくさんのサービスがあります。 そもそも、 すべてのサービスがおすすめというわけでもないでしょうから、 もう使われていないサービスを勉強してもしょうがないですしね <wbr> - AWS本家の公式ドキュメント <br> [https://aws.amazon.com/jp/](https://aws.amazon.com/jp/) --- name: aws-intro class: col-2,compact # ハンズオン形式の初心者もの <div class=footnote> (脚注1) うむ一日で読めますな(ネットワークの授業がしっかりわかっていれば <- ここが重要) (脚注2) 実際にハンズオンをやってみてもらえばわかりますが、意外にポチポチするだけではなくて、 きちんとネットワークがどうなっているかを理解して入力する必要があります。 「クラウドって単に物理的な作業をする必要が無いだけなんですね」ということが実感できますよ (そこがウリの半分ですけども) (脚注3) 画面のスナップショットも豊富で、このとおりやればバッチリ作れます。 まぁ逆に言うと(図が豊富なぶん)情報密度が薄い本とも... ;-) </div> - 「全体像を理解する本」という観点で最近出版された本を探して読んでみました。 ハンズオン形式で「ウエブサーバ + SQLサーバ」という業務システムの典型を手を動かしがら学びます。 おすすめ <wbr> - AWSではじめるインフラ構築入門 - 著者: 中垣健志 - 翔泳社 (2021/2/10) - ISBN-13: 978-4798163437 --- name: aws-SAA-C02 class: col-2,compact # AWS資格試験 (level 2) <div class=footnote> 当たり前のことしか書いてなかった(つまんなかった),その他の資格試験本は未調査 </div> - 読んでみました(一日で読めます)。 ネットワークとOSの授業がしっかりわかっている人なら、 **1,2日集中して勉強すれば十分試験にうかる**と思いました - 勉強するべき分野がOSとネットワークに集中しているので勉強しやすい - AWSのサービス名を覚えるのが大変;_; (サービス名と内容が直感的に結びつかない名称も多くて辛い) <wbr> - 徹底攻略AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト教科書"SAA-C02"対応 (改訂新版) - 鳥谷部 昭寛/宮口 光平/菖蒲 淳司【著】/ソキウス・ジャパン【編】 - ISBN-13: 9784295010654 - AWSの**中級資格試験(設計者編)** - この本は**黒本**と言われているらしい --- name: aws-lpic class: col-2,compact # 【動画】LPIC日本支部の動画 - LPICというLinuxの資格試験(国際規格)があります。 [LPIC日本支部のYoutubeチャンネル](https://www.youtube.com/channel/UCSDS0xSrX7ILiSL8vsxfc7A)にセミナー動画がいろいろあるので、 参考にしてみてください - 備考: LPICとLINUC - 2019?だったか、喧嘩別れしたんだかなんだか、 別途日本独自のLINUCという資格試験が出来ました。 大人の事情があるらしいです、とほほ - 絶対、外資へは転職しない!という決意がある人はどちらでもいいとおもいますが、 ふつうに考えたら国際規格のLPICのほうを取得しないとありがたみがないでしょう <iframe width="640" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/-hsHz7cV2MM" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> --- name: aws-qiita class: col-2,compact # 雑多なウエブ上の記事など - Qiita - [AWS学習方法まとめ](https://qiita.com/toma_shohei/items/b7a001d26bd988d52021) - 初心者向け、15時間で達成できるという売り文句がついています。 見てないけど(おい)、ここで紹介されているAWSの動画をみてみるとよいのでは? <wbr> - TAさん情報によると、 (そもそもAWS本家のドキュメントが)ビジネス寄りの観点が主で、 なかなか期待に沿うようなものが見つけられないそうです - 私的コメント: やはり最初に (1)**書籍で全体像をつかむための勉強**、 その後、 (2)サービス個別のわからないところだけAWSのウエブを見るべき。 よくよく考えたらCiscoとかも一緒ですな。 Ciscoのドキュメントは豊富で情報過多ですが、 初心者の勉強には適してはいなくて、 具体的に探したい目標があって探る対象。 ベンダー提供のドキュメントって、そういうもんです